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旅館にひとりぼっちの恐怖


今朝は本格的な雪
あたりは久しぶりに雪景色。
道路も完全に圧雪状態になっている。

そして10:00の時点ではいまだに猛吹雪だ。

あやうく今朝は店に出勤出来ないところだった。


なぜならば、本当なら昨夜大津で泊まっていて、
しかもそこまでノーマルタイヤの車(スマート)で行っていたからだ。
この雪道、スマートでは到底走れないし、まあ何とか走れても
雪の日は大渋滞と相場が決まっているからだ。


いやー・・・
それにしてもゆうべは参った・・・。

化粧品業界には化粧品屋のあつまり(組合)があって、
ちなみに私はお世話役の一人(会計)をしている。

昨日はその滋賀組合の県研修会&新年会&現場女性中心の情報交換会があった。

会場は大津市の老舗某料理旅館。
旅館なのでお泊まりOK、お酒も出るので、私は泊まりの予定だった。

当初泊まりは4名ほどと聞いていたが、宴会の途中くらいで、
どうやら泊まるのは私だけになったらしいと聞かされた。
朝食も「一人だけのために板場さんが出勤しなければならないからできれば勘弁して欲しい」と。
もちろん了解してあげて、その時は何とも感じなかったのだが・・・。


22:00頃だろうか仲居さんが、
「すいません、私らもう帰ります。明日の朝は私らも出勤しいひんし、
勝手にて言うたらアレですけど、お客さんご自分でおきて帰ってくれはりますかあ?」
と言ってきた。

わたしは笑いながら「はい。解りました。いいですよ。」
と答えた。

11:30分頃におひらきとなって、みんなそれぞれ
「ほなお疲れさん。 つかもとさん一人で寂しいやろうけど頑張ってや!」
とか言いながら、帰ってしまい、あっという間に一人になった。


薄暗く、ひと気のないフロント・・・ひっそりと静まりかえった館内。
そしてその時になってようやく気付いた。

今夜この大きな旅館に宿泊客は俺だけなんやと

とたんに無性に気味が悪くなった私は、即座に決断。

「帰ろう」

携帯サイトのタウンページで運転代行を探し、即依頼。

待っている間に、無人のフロントに「宿泊せずに帰ります」のメモを残し、
来てくれた代行の方に運転してもらって帰路に就いた。

途中雪が段々強くなり、道(国1)が真っ白に。
ノーマルタイヤの車では帰れないか???と言う瀬戸際だったと思うが、
ギリギリセーフで自宅についた。

もともとは、恐怖に駆られて逃げ出したわけだが、
けがの功名が辻(笑)。
おかげで無事に出勤できた。

まああそこで、泊まってしまえば泊まってしまったで、
きっと貴重な体験になったとは思うが、
望んでしたい体験ではない。

ちなみにこの旅館、この月末に廃業されて、マンションが建つらしい。

コメント

先日はお疲れ様でした。無事お帰りになられたのですね。ほんまに心配してたのですよ!あの状況で一人で泊まることなんて〜想像するだけでオソロシイ・・賢明だったと思います〜(^.^)

ご心配いただきありがとうございました。

恥ずかしながら子供の頃から恐がりなのです。

みんなが帰られた後、
部屋の電気を消しに戻ったのですが、あの静かさにはゾッとしました。そして隣の広い部屋にポツンと敷かれた布団・・・。

これは寝られないなあと思いましたよ。

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