天天有
先日、配達に行った途中、石部で真っ赤な旗がはためいているのを見つけた。
新しい飲食店でもオープンしたのかと思ってみると、「天天有(てんてんゆう)」の文字!
天天有と言えば、京都では有名なラーメン屋さん。
以前、お友達である京都の老舗化粧品店「左り馬」さんの社長、井上さんに
四条烏丸にできたばかりの天天有(支店)に連れて行ってもらったことがある。
本店は一乗寺にあって、「お酒を飲んだ後などに無性に食べたくなるうまいラーメン」
とはその井上さんの紹介の弁だ。
私はその時、あっさり、コッテリの2タイプの中からあっさりを選び井上さんにごちそうになった。
そのラーメンは麺は細麺ストレート、スープは結構トロッとした白濁スープだった。
味のは結構覚えていてコクがあって旨みのあるスープなのにクセが無い。
まるで天一のようなとろみスープなのにあっさりしているのが印象的だった。
そのごもぜひもう一度食べた良いなあと思っていた矢先の支店発見だった。
これはやはり食べずに居られない・・・。
と言うわけで発見からわずか2日後の昨日、
シフト上はお休みだった(結局ほとんど仕事していた)ので、
お昼、と言っても3時過ぎになってしまったが、水口を出て店に向かった。
場所は石部の平和堂の前の通り沿いで交番の向かい側。
店内は黒と赤、木目が調和したオシャレな作り。カウンターと、テーブル席があった。
結構大きなボリュームでジャズが流れていた。
時間帯が中途半端なせいか、先客は若い女性2人連れと、タクシーの運転手さん一人。
今回注文したのはチャーシュー麺大 スープはこってりの「角」にした。
あらためてメニューを見てみると、2種のスープの
「丸」は先代から受け継いだ伝統のシープで鶏ガラ+野菜のうまみ
「角」は2代目が生み出した鶏ガラ+豚のうまみ
だそうだ。
さて、しばらくするとラーメンが運ばれてきた。
興奮のウチにも今回は珍しく箸を付ける前に写真を撮った。
どんぶり一面のチャーシューをかき分け、
まずはスープを一口。
おっ、これは結構コッテリだ。
そしてわずかにピリッとくる辛みがある。
よく見るとスープにこまかく赤い点が。唐辛子のようだ。
そしてこまかく浮かぶ白い点は、どうやら豚の背脂らしい。
麺はやはり細麺のストレートで、かたすぎず柔らかすぎない。
私好みだ。スイープも良くからむ。
チャーシューは赤身が多いが、薄く切ってあって適度な柔らかさと相まって、
麺やスープとケンカしない。これはかなりうまい。
後わずかと言うところで、一度コショウをふってみた。
駄目だ。ぶちこわし。
やはりこのスープには、テーブルに置いてあった一味唐辛子が良く合うのだ。
そうこうするあいだに完食。
コッテリと書いたが、その割に後味スッキリ。丸ほどではないが不思議なこってりあっさりだ。
かなりお腹が空いていたからだが、もう一杯はいけそうな気がした。
今度は家内と来ようと思った。
まわりにも宣伝しなければ・・・。