恐怖のコテージ
子ども達とスキーに行って、コテージに泊まった。
ちょっとした別荘気分を味わう・・・はず。
ところがここに恐怖の落とし穴があろうとは・・・。
行く前子ども達と、「コテージってリング(映画・小説)みたいやなあ。」
「呪いのビデオテープがあったりして」
などと冗談を言っていた。
ビデオこそ無かったが、このコテージは・・・
なんと!「テントウムシとカメムシの巣」だったのだ。
最初全く気が付かなかった。
というか、暖房が効いて室内が暖まったので出てきたのだろうか。
ふと気が付くと床のあちこちをテントウムシが歩いている。
気付かず歩いて踏んでしまった!あちゃー!
「どっから出てきたんやろう」と言いながら、とりあえずティッシュで集めて袋に入れて外へ捨てた。
・・・とこれはリビングダイニングでの話だが、他の部屋を調べてみると、
いるわ、いるわ。
そしてカメムシまで発見。
特に2階の窓際などカメムシだらけ。
カメムシは通称「屁こき虫」。
要するにクサイのだ。
特にさわると強い臭いを出す。
そしてカメムシとの終わりなき戦いが始まったのだった・・・。
結局はそこそこで・・・といってもyつうに30匹は駆除しただろう・・・降参して、
2階やダイニングに電気をつけて集めておいて、1階和室の電気を消し、
家族が肩を寄せ合ってひとまず眠った。
夜中に気になって何度も目がさめる。
顔がかゆいなと思ったらテントウムシが顔面を歩いていた。
翌朝、数えてみたらカメムシは又12匹もいた。
侵入ルートは全くない。
*第一、ここは豪雪地帯。外は何メートルもの積雪。
どうやら壁の隙間や天井裏に住み着いているようだ。
アグリコテージと言う名のコテージだが、「カメムシの家」とでも改名されることを提案する。
奥伊吹に行っても絶対ここに泊まってはいけません。
それにしても怒鳴り込まずに辛抱した自分もエライと思うが、
我が子ながらウチの子供はエラかった。
翌朝「まあこれもある意味一生思い出に残るなあ」
「ゴキブリでなかっただけついてたなあ」
泣かせるセリフだ。
子供の手前必死で虫と戦った私は実は虫嫌いである。
私には一生の思い出でなく、一生心に残る傷になった。
帰ってからでも、気が付くと床や壁に虫がいないか探してしまう自分が悲しい。